康熙字典解説
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【申集上】【艸部】葷;康煕筆画 15;頁碼 1046 頁下段 23。『唐韻』『集韻』『正韻』に許云切、音は薫。『礼記・玉藻』に「君に膳するに、葷・桃・茢あり」と見え、注に「葷とは薑および辛菜なり」とある。『儀礼・士相見礼』に「夜侍坐して夜を問い、膳に葷す」と見え、注に「葷とは辛辣のもの、之を食せば困倦を防ぐ」とある。『玉篇』に「葷の葉は凶邪を駆避す」とある。『後漢書・礼儀志』に「仲夏の月、その礼は朱索をもって葷菜を連ね、弥牟朴蠱鐘にし、桃印長さ六寸、方三寸、五色の書文法に従い、以て門戸に施す」とある。『荀子・哀公篇』に「志は葷を食するに在らず」と見え、注に「葱・薤なり」とある。徐鉉の『説文』注に「葷とは気味ある菜にして、通じて芸台・椿・韭・葱・蒜・阿魏の類を称し、方術家の禁忌とするところ、其の気味潔からずと為す」とある。『唐書・王維伝』に「王維兄弟皆誠心仏を奉じ、飲食葷腥に沾らず」とある。『爾雅翼』に「西方は大蒜・小蒜・興渠・慈蒜・茖葱を以て五葷とし、道家は韭・蒜・芸台・胡荽・薤を以て五葷とす」とある。また薫に通ず。『史記・五帝本紀』に「北に葷粥を逐う」とあり、『前漢書・霍去病伝』に「躬ら獲たる所の葷允の士を将う」とある。顔師古注に「葷の字は薫と同じ」とある。『集韻』に或いは蔒と作る。『礼記』注に或いは焄と作る。考証:『前漢書・霍去病伝』の「獲たる所の葷允の士」について、謹んで原文に照らし、「所獲」の上に「躬将」の二字を増す。