康熙字典解説
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【酉集上】【言部】訶;康煕筆画:12;頁碼:1152 頁下段 15 行
古文献に曰く:【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】に虎何切と注音し、音「呵」に同じ。【説文解字】に「大声にて怒り叱る」と釈す。【広韻】に「責む」と釈す。【正韻】に「譴責す」と釈す。【後漢書・文苑伝】に「禰衡、言語恭順ならず。黄祖、愧じて之を訶す」と載す。【蜀志・廖立伝】に「大将軍に従いながら、誹謗讥刺す」と載す。【北史・張曜伝】に「自ら励みて温習研読す。古人の得失を毀訾指责せんとするにあらず」と載す。
また官名を指す。【隋書・婆利国伝】に「官に独訶邪拿と称する者あり。次に独訶氏拿と称す」と載す。
また樹名を指す。【本草釈名】に「訶梨勒、また訶子と亦称す」と載す。【嵇含・南方草木状】に「此の木、木梡の形を以て九真より出ず」と載す。
また国名を指す。【唐書・地理志】に「広州の東南の海中に訶陵国有り」と載す。
また「呵」に通ず。【前漢書・食貨志】に「放任して訶せず」と載す。
また「何」に通ず。【前漢書・賈誼伝】に「大なる譴および大なる問」と載す。【師古曰く】注に「何、すなわち質問なり」とある。
また「苛」に通ず。【前漢書・王莽伝】に「苛しくして恭順ならざるを問う」と載す。
考証:「何」に通ず。【前漢書・賈誼治安策】に「大なる譴および大なる問」と載す。謹んで原書に従い、『賈誼治安策』を『賈誼伝』に改む。