康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 610 ページ)
【巳集上】【水部】沆;康煕筆画:8;頁碼:610 頁 03 行。『唐韻』胡朗切、『集韻』戸朗切、『韻会』合朗切、音は肮(こう)。『説文』に「莽沆、大水なり」とあり、一説には大湖の様子をいう。『博物志』に「流れざる水は東方において都と称し、また沆ともいう」とある。『張衡・西京賦』に「滄池漭沆」と見え、また「沆茫」ありて水草の広大なる様を表す。『揚雄・羽猟賦』に「鴻蒙沆茫」とあり、さらに「沆瀁」ありて水深く広き様を形容す。『木華・海賦』に「浺融沆瀁」と見え、また「沆瀣」ありて夜間の露を指す。詳解は「瀣」の字注に譲る。また『広韻』胡郎切、『集韻』寒剛切、『正韻』下郎切、音は航(こう)。水流の様を形容す。一説に河を渡るを指す。また『集韻』挙朗切、音は〇(欠字)。「莽沆」と意同じ。また『正韻』口浪切、音は亢(こう)。『前漢・郊祀歌』に「西顥沆砀」とあり、注に「白い雲気を指す」という。沆は時に「抗」と読む。