康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 888 ページ)
【未集上】【竹部】箛;康煕筆画:14;頁碼:888 頁 08 行。『広韻』古胡切、『集韻』『韻会』『正韻』攻乎切、音は孤。一種の竹。『張衡・南都賦』に「籦籠・篾篠・簳箛・箠」なる竹が挙がる。『戴凱之・竹譜』によれば、箛竹は漢陽に生じ、当時しばし献上されて帝王の車駕に用いる御馬の鞭とされた。また古代の吹奏楽器を指す。『晋先蚕儀注』に「皇帝の車駕止まるときは小箛を吹き、発するときは大箛を吹く」とあり、箛すなわち笳なり。『応劭・鹵簿図』に騎兵の手に箛を持つこと記し、初めは笳管をもって作り、後にはみな銅をもって楽器とし、その声は觱篥に似たり。『通雅』に「唐の銅角これ其れ流传せる形制なり」という。儀仗には大鼓と長鳴あり。長鳴とは今の号筒の類にして、吹口円く長く竹筒のごとく、長さ一尺五寸。また小柄の空管ありて筒中より引き出して吹ずるべし。晋に「鳴葭」と称する楽器あり。葭すなわち笳なり。また吹鞭を指す。『篇海』に「おおよそ鞭に穴を開け、馬上にて吹ずるものか」という。