康熙字典解説
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【未集中】【糸部】緱;康煕筆画:15;頁 931。『広韻』古侯切。『集韻』『韻会』『正韻』居侯切、音は鉤。『説文』に「刀剣の緱なり」とある。『史記・孟嘗君伝』に「馮先生甚だ貧し、猶一剣あるのみ」とあり、また「蒯緱」と見える。注に「蒯は草の名、緱は剣を把る之物を謂う。その剣に把るべき物なく、ただ蒯の縄をもって之を纏うが故に、蒯緱と云う」とある。また『集韻』に墟侯切、音は摳。緱氏は地名。『戦国策』に「轘轅・緱氏の口を塞ぐ」とあり、注に「緱氏は山を以て名とす」とある。『前漢・武帝紀』に「将に緱氏に幸せん」とあり、注に「河南県の地なり」とある。また姓なり。『孝子伝』に「陳留の緱氏の女」と見える。考証:『戦国策』の「轅緱氏の口」は、原文に照らして轅の上に「塞轘」の二字を増すべし。