康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 933 ページ)
【集韻】の音は立廃切。【周礼・春官・巾車】の「錫面朱総」の注に、「鄭司農曰く、䌆の字は当に総と為すべし」とある。【釈文】に曰く、「䌆の字は、【字林】【蒼雅】及び【説文解字】に皆収められず、諸家の注疏も音を読まず、惟だ昌宗のみ音を廃と読む。形声会意より推し求むれば、大概は廃して用いざるの義なるべし。然れども此れ其の本意に非ず。李軌の音は兵廃反なり」。又【集韻】の音は基位切にして、読み媿と同じ。【類篇】に糸織りと釈す。考証す〔【周礼・春官・巾車錫而朱総注】に「鄭司農云く、䌆当に総と為すべし」とある〕。謹んで原文に従い「錫而」を「錫面」に改む。