康熙字典解説
【広韻】には方矩切、【集韻】には匪父切と注音され、音は「府」に同じ。【広韻】の釈義によれば、「㕮」とは咀嚼するをいう。【方書】にいわく、薬材を粗く細切りにすることを「㕮咀」という。【本草綱目注】において李杲はいわく、「㕮咀」は古法の製法なり。古は刀なきにより、口をもって噛み細かし、胡麻・豆のごとき大小となして煎煮せり。寇宗奭いわく、「㕮咀」には口をもって品味するの意を含み、人の口をもって齧り咀嚼するがごし。古代の方言における「㕮咀」もこの義なり。蘇恭いわく、「㕮咀」とは反覆して商量斟酌するを指す。【集韻】にこの字をまた「哺」と作すと記す。
また【唐韻】には扶雨切、【集韻】【韻会】には奉甫切と注音され、音は「釜」に同じ。
また【集韻】には斐父切と注音され、音は「撫」に同じ。義も同じ。