康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 654 ページ)
【巳集上】【水部】濆;康煕筆画:17;頁碼:654 頁下段 25 行。【唐韻】【集韻】【韻会】符分切、音は「汾」。【説文】に「水の岸なり」とあり。【詩・大雅】に「淮の濆に敦を鋪く」と見える。また【爾雅・釈水】に「汝を濆と為す」とあり。【注】に「大水が溢れて別に小水となるの名」と説く。【水経注】に「汝水は奇雒城の西北を径り、濆水これより出ず」と見える。また【広韻】に普切、【集韻】に鋪切、音は「歕」。潠水なり。「噴」に通ず。また【玉篇】に扶刎切、【集韻】【韻会】に父吻切、【正韻】に房吻切、音は「憤」。涌ぐなり。【公羊伝・昭公五年】に「濆泉とは何ぞや、直泉なり。直泉とは何ぞや、涌泉なり」とある。また去声あり。【杜甫の詩】に「漩を撇け、濆を捎けて険阻なし」と見え。【注】に「今、川の語に漩・濆は皆去声なり」とある。按ずるに、字は「賁」に従い、十三画なり。『正字通』は十二画に附すれども非なり、今これを改正す。