康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 661 ページ)
【巳集上】【水部】瀵;康煕筆画:21;頁碼:661 頁 03 行。【唐韻】【集韻】【韻会】方問切、音は「糞」。水名。【爾雅・釈水】に「瀵は大いに尾より下に出ず」とある。【疏】に「尾は底のごとし。水源が底より湧き出るを瀵という。瀵とは灑散するがごときなり」と説く。【水経注】に「南瀵水は汾陰県の南に発す。また神瀵あり、終北国より出づ」とある。【列子・湯問篇】に「終北国に壺領という山あり、形は甕のごとく、頂に口ありて滋穴と名づけ、水湧き出でて神瀵と名づく。その気は椒蘭に勝り、味は美酒のごとし」とある。また【集韻】に普悶切、音は「噴」。義同じ。また【広韻】に匹問切、【集韻】に芳問切、読みは「湓」の去声。義は水に浸すこと。【郭璞・江賦】に「茎を翹げ蕊を瀵ぐ」とある。考証:【列子・殷湯篇】に「終北国に山あり、壺領と名づく」とあるが、いま原書に従って「湯問篇」に改む。