康熙字典解説
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【唐韻】【集韻】の注音は「仍吏切」で、音は「餌」と同じ。書を開き鶏を殺してその血で祭祀する名称を指す。
また【玉篇】には耳の血と釈されている。【礼記・雑記】に「其の衈、皆屋下に於いてす」とあり、【注】に「衈とは、まさに牲を殺して釁礼を行わんとする時、先に耳辺の毛を剪って献ずるを謂う。耳は声を聴く器官なれば、以て神に告げ、神の聴き給わんことを冀うなり」とある。
また釁礼を指す。【穀梁伝・僖公十九年】に「之を用うるは、其の鼻を叩いて社を衈するなり」とあり、【范寧注】に「鼻血を取りて社神を祭る器物に塗るなり」とある。