康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 853 ページ)
【午集下】【禾部】秺;康煕筆画:11;頁碼:853 頁 02 行。【広韻】に「当故切」、【集韻】に「丁故切」、音は「妒」。地名なり。【史記・年表】に「秺侯金日磾」、【前漢書・功臣表】に「秺侯商丘成」。注に「済陰郡成武県に在り」、音は「妒」。又【五音集韻】に「陟加切」、音は「奓」。義同じ。按ずるに、【正字通】に云く、「秅」は「茶」「妬」の二音有り、俗に「秺」に作る、是れ三字を合して一字と為すなり。然れども【説文】の「广部」に「𢊱」字有り、注に「屋を開張するなり」とあり。「済陰に県有り」とは、「秺」は「𢊱」と通ずるも、即ち「秅」の字に非ず、特(ただ)「茶」「妬」の二音同じきのみ。諸書みな「秅」「秺」を合して一とし、「秺」を釈して「禾束」と為すは、【正字通】の「秺」を斥けて俗字と為すとともに、皆非なり。