康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 794 ページ)
【午集中】【皿部】盜;康煕筆画:12;頁碼:794 頁上段 21。古文。【唐韻】徒到切、【集韻】【韻会】大到切、【正韻】杜到切、音は導。【説文】私かに物を利するなり。【易・説卦】坎は盗と為る。【疏】水行して潜むを取り、窃かに盗賊の如し。【左伝・文公十八年】賄を窃むを盗と為し、器を盗むを姦と為す。【周礼・秋官】司隷はその民を帥いて盗賊を搏つ。【詩・小雅】君子盗を信ずれば、乱は用いて暴なり。【伝】盗は逃るるなり。【風俗通】其れ昼伏して夜奔り、人を逃避すると言う。又【正字通】凡そ陰私自ら利する者は皆これを盗と謂う。【穀梁伝・哀公四年】春秋に三盗あり。微かに大夫を殺すを盗と謂い、取るべき所に非ずして之を取るを盗と謂い、中国の正道を辟けて利を襲うを盗と謂う。又泉の名。【後漢書・郡国志】徐州に盗泉あり。【説苑】水名を盗泉と曰う。孔子飲まず、其名を醜とするが故なり。又星の名。【宋史・天文志】客星東南に在り、盗星と曰う。大盗を主る。又千里馬の名。【穆天子伝】右服は盗驪。【爾雅・釈畜疏】駿馬にして頸小なるを名けて盗驪と曰う。又草の名。【爾雅・釈草疏】蕧は一名を盗庚と曰う。【六書正譌】即ち涎の字にして、欲するなり。皿を欲するを盗と為す。会意。従す。俗に次に従うは誤りなり。