康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 899 ページ)
【未集上】【竹部】簟;康煕筆画:18;頁碼:899 頁 02 行。『広韻』徒玷切、『集韻』『韻会』『正韻』徒点切、音は扂に同じ。一種の竹。『南越志』博羅県東洲に簟竹の銘ありて曰く、「簟竹また大きく、竹壁薄くして中空なり、節長さ一丈、その長さ松のごとし」。『賛寧・筍譜』に「簟竹、二丈に至るもなお筍にして食すべし」とある。また『集韻』徒念切、音は磹に同じ。『説文』に「竹席」とあり。『釈名』に「簟とは展(の)ぶの意なり、鋪き展べて平らかなるさま」とある。『揚子・方言』に「宋では笙と称し、関西では簟と称す」とある。『詩・斉風』に「簟茀朱鞹」とあり。伝に「方文ある席」という。また『小雅』に「下に蒲席を敷き、上に竹席を敷く」とあり。箋に「竹または葦をもって編める席を簟という」とある。『礼記・礼器』に「蒲席・竹席の安きあれども、草薦を設く」とある。左思『呉都賦』に「桃笙象簟」とあり。註に「桃笙とは桃枝竹をもって編める席なり。呉人は簟を笙と称す。また象牙をもって簟を作る」とある。また葉音として徒錦切あり。『詩・小雅』「下に蒲席を敷き、上に竹席を敷き、ここに安らかに寝る」。朱伝に「簟は徒検・徒錦の二音あり。寝は于検・于錦の二音あり」という。