康熙字典解説
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【亥集上】【馬部】騲;康熙画数 20;頁碼 1443 頁 01 行。『広韻』采老切、『集韻』采早切、音は草。『玉篇』に「雌性の牲畜の通称」とある。『正字通』に「本は草と作る。晋の郭欽、魏の杜畿が民に課して牸牛と牝馬を畜養せしむと言う」とある。『顔氏家訓』に「『詩経』魯頌に『駉駉牡馬』の一句あり。江南の本はみな雌雄を表す『牡』に作り、河北の本はことごとく放牧を表す『牧』に作る。鄴下の博士問いて曰く、『駉』の篇は既に僖公の郊野に牧するを美ずるものなれば、なんぞ雌馬・雄馬に局するや。これに対して曰く、『毛詩』によれば、『駉駉』は良馬の肥満たるさまを形容す。もし放牧の義として雌雄を兼ぬれば、すなわち良馬に限定されず、独り『駉駉』の形容を得べからず。良馬は諸侯の朝聘・郊祀に用いるところにして、必ず牝馬あるべからず。いま『詩』の伝注により、良馬の義を放牧および牝馬に通ずるは、おそれくは毛氏の意に合わざるべし」とある。考証:『正字通』に「本は草と作る。晋の郭欽、魏の杜畿が民に課して牛と草馬を畜養せしむと言う」とある。謹んで原文の「牛」を「牸牛」に改む。原版すでに改む。