康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 859 ページ)
【午集下】【禾部】穇;康煕筆画:16;頁碼:859 頁 13 行。『広韻』所銜切、『集韻』師銜切、音は衫。稴穇とは、穀物の穂が充実していないことを指す。『斉民要術』に見える。また『正字通』に曰く、穇子は水田および低湿地に生じ、山東・河南一带では五月に播種する。幼苗は茭白や黍に似て、八・九月に茎を抽出す。茎には三稜あり、結ぶ穂は粟に似て数枝に分かれ、中に黍粒のごとき細かな実を含み、色は赤し。殻は極めて薄く、米を搗いて粉とすれば味渋し。また龍爪粟とも呼び、俗称して鴨爪という。周憲王『救荒本草』に見える。さらに『五音集韻』楚簪切、音は嵾。字書に曰く、禾苗の長大なる様。「𥤇」と同字。