康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 894 ページ)
【未集上】【竹部】篡;康煕筆画:16;頁碼:894 頁 15 行。『集韻』『韻会』『正韻』に初患切とある。不正の手段をもって奪うことを「篡」という。『爾雅・釈詁』に「篡、取るなり」とあり、注に「篡はすなわち奪うの義なり」とある。『前漢書・衛青伝』に「衛青、建章宮に仕えていまだ名あらず。大長公主、青を捕らえて獄に繋ぎ、殺さんと欲す。その友公孫敖と壮士、往きてこれを奪ひ返す」とあり、注に師古曰く「不正の手段をもって奪うを篡という」とある。また、紐付きの矢をもって射て取ることをも指す。『字彙補』に「『揚子』に『鴻雁高く天に翔る、射る者いかにして之を射んや』とあり、別本には『篡』と作るも非なり。『篡』の字は元来艸部に属し、他の部首に従わず」とある。