康熙字典解説
【広韻】は士佳切、【集韻】【韻会】【正韻】は初皆切で、音は「柴」に同じ。【説文解字】には「車を連ねる」と釈す。また、車を堂前に退けることを「䡨」という。張衡【東京賦】に「皇輿夙駕、䡨于東階」とあり、注に「䡨は退くの意味」とある。これは天子が未だ乗車せざる時、車駕が東階に退き停まるをいう。また「差」の字に通ず。【左伝・哀公六年】に「差車鮑点」と見え、注に「点鮑は牧臣なり」とある。また【集韻】は千咨切で、音は「郪」に同じ。また【広韻】は疾資切、【集韻】は才茲切、【正韻】は義茲切で、音は「雌」に同じく、義も同じ。【説文解字】の本字は原本では某字形に作り、略して「䡨」と書き、俗書は某字形に作り、また某字形にも作る。考証:〔【左伝・哀公六年】「差車鮑点」。注「鮑点、牧臣也」。〕謹んで原文に従い、「鮑点牧臣也」を「点鮑牧臣也」に改む。