康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 143 ページ)
【子集下】【刀部】創;康煕筆画:12;頁碼:143 頁 02 行
古文は「戧」に作る。
『唐韻』『集韻』『韻会』は初良切、『正韻』は初荘切で、音は「瘡」に同じ。
『説文解字』に「傷なり」とあり、本字は「刅」に作り、または「創」に作る。
徐鉉曰く、これまさに「刀創」の「創」にして、刃による傷を指す。
『漢書・曹参伝』に「身七十創を被る」(身に七十箇所の傷を負う)と見える。
また『漢書・班固叙伝』に「礼義是れ創す」とある。
注に顔師古曰く、創は初めて制するの意にして、音は初良反。
また『唐韻』に初亮切として、「瘡」の去声に読む。始めて建つるの意。
『孟子』に「業を創し統を垂る」(基業を創立して後世に伝える)とある。
また傷むの意。
『漢書・匈奴伝』に「人民戦を創艾す」(百姓戦争により傷み懼る)と見える。
また懲らしむの意。
『尚書・益稷』に「予時に若いて創す」(我これを以て戒めとなす)とある。
注に禹自ら丹朱の悪行を戒め、敢えて怠り遊ぶべからずと言う。
また『集韻』に千羊切として、音「鏘」に同じ。「瑲」あるいは「創」に作る。「瑲瑲」は玉石相撃ぐ音。
また『玉篇』に「瘡」の古字と載す。
『礼記・曲礼』に「頭に創あれば則ち沐す」(頭に瘡あれば即ち髪を洗う)とある。其余は詳らかに「疒」部十画に見ゆ。