康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1101 ページ)
【申集中】【虫部】蠢;康煕筆画:21;頁碼:頁 1101 第 44。古代文献に記載す。『唐韻』『韻会』に尺尹切と注音し、『正韻』に尺允切と注音す。音「惷」に同じ。『説文解字』に、虫の蠕動するさまと釈す。『爾雅・釈詁』に、興起・発作の義と釈す。〔注〕蠢とは動作・活動の謂いなり。『礼記・郷飲酒義』に曰く、春の意味は蠢動なり。『荘子・天地篇』に、万物蠢動して互いに役使えども、これを恩賜とせざると載す。また『爾雅・釈言』に、不遜・無礼の義と釈す。『詩経・小雅』に「蠢爾蛮荊」の句あり。〔疏〕郭璞の注に曰く、蠢とは悪を為す行動にして不遜なりと。『玉篇』に、この字は時に「偆」とも書くと載す。