康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 627 ページ)
【巳集上】【水部】涔;康煕筆画:11;頁碼:627 頁 03 行。『唐韻』鉏針切、『集韻』『韻会』『正韻』鉏簪切、音は岑。『説文』に「漬なり」とあり。一に曰く、涔陽の渚は郢中に在り。『楚辞・招魂』に「涔陽を望みて極浦に至る」と見える。また水名。『水経注』に「涔水は漢中郡南県の東南にある旱山に出づ、すなわち黄水なり」とある。また潦水も亦た涔と曰う。『淮南子・俶真訓』に「牛蹄の涔」と見える。また『爾雅・釈器』に「槮を涔と謂う」とあり。註に「柴を積みて魚を養うを槮と曰う」とある。また『韓詩章句』に「涔は漁池なり」とある。馬融『長笛賦』に「渟涔障潰」と見える。また涔涔は雨多き貌。また涙下る貌。江淹『雑体詩』に「涔涙猶お目に在り」とある。また『集韻』に徐心切、音は尋。義同じ。また慈塩切、音は潜。『博雅』に「瀀涔は栫なり」、或いは槮と作る。また水名。『山海経』に「大時の山、涔水これに出ず」とある。また潜と同じ。『書・禹貢』に「沱潜既に道ぶ」と見える。また『集韻』に仕濫切。窪なり。また仕忏切、音は鑱。水涯なり。