康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1297 ページ)
【戌集上】【金部】鈀;康煕筆画:12;頁碼:1297 頁 19 行目。『唐韻』伯加切、『韻会』『正韻』邦加切、音はバ。『説文』に「兵車を指す。形は金に従い、巴は声を表す」とあり。『玉篇』に「車を指す」とあり。『司馬法』に「朝暮に軍営内に鈀車を置く」と記す。また『説文』に別説として「鉄を指す」とあり。また『正字通』に「鋤の類の農具を指す。五歯あり、土地を平らげ雑草を除くのに用いる。俗称して耙(わ)という」とあり。また『広韻』普巴切、『集韻』披巴切、音はハ。『広韻』に「江東では鎞箭を鈀という」とあり。『博雅』に「鈀は錍箭の鏃を指す」とあり。『揚子・方言』に「凡そ箭鏃の胡部(箭桿に連なる尾部)と箭身主体とが一体となり、形状は広く長くて薄い鎌状の箭鏃を錍という。ある地方ではこれを鈀という」とあり。〔注〕音はハ。