【卯集中】【手部】擯;康熙画数 18、頁 460。『唐韻』『集韻』『韻会』『正韻』に「必仞切」、音は「賓」の去声。意味は斥け、棄てること。『崔寔・政論』に「人少なければ人多きに敵わず、ゆえに斥け棄てらる」とある。また「儐」と同字にして、賓客を導くことを指す。自国の君が遣わして賓客を迎える者、主人側にあるを「擯」といい、客人側にあるを「介」という。『礼記・聘義』に「卿は上擯となり、大夫は承擯となり、士は紹擯となる」とあり、『疏』に「承とは副として上擯を助くるなり」「紹とは承擯の職を継ぐなり」と釈す。『周礼・秋官・小行人』に「四方の使者、賓客の重き者は擯をもってこれを迎う」とあり、『注』に「擯はこれを導いて王に覲せしめ、自ら言を陳べしむ」という。また『正韻』に「民」の切音、音「賓」に同じとし、意も同じく、通じて「賓」にも作る。俗体は「

」と書く。