康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 415 ページ)
【卯集中】【戸部】扁;康煕筆画:9;頁碼:415 頁下段 22
古文。【広韻】【集韻】【韻会】【正韻】補典切、音は匾(ヘン)。【説文】署なり。戸に従う。戸とは、門戸に署するの文なり。会意。其の余りは皆借り義なり。凡そ器物の円ならざるを扁と曰う。【後漢書・東夷伝】辰韓、児を生むに、その頭を扁ならしめんと欲し、石をもって之を押す。又たなり。【詩・小雅】有扁斯石。又【広韻】薄泫切、【集韻】婢典切、音は辮(ベン)。【集韻】姓なり。古に扁鵲有り。或いは鶣と作る。又【広韻】符善切、【集韻】婢善切、音は楩(ベン)。又【集韻】婢忍切、音は牝(ヒン)。義同じ。又【集韻】孚袁切、音は翻(ホン)。番なり。【荘子・知北遊】扁然。【郭注】音は翻と読む。又【集韻】【類篇】眠切、音は辺(ヘン)。扁諸、剣の名なり。又【集韻】蒲眠切、音は蹁(ヘン)。圜貌なり。又【広韻】芳連切、【集韻】紕延切、音は篇(ヘン)。【広韻】小舟なり。考証:【前漢書・東夷伝】三韓、児を生むに、その頭を匾ならしめんと欲し、石をもって之を圧す。謹んで原書に照らし、前漢を後漢に改め、三韓を辰韓に改め、匾を扁に改め、圧を押に改む。