康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 538 ページ)
【辰集中】【木部】楅。康煕筆画 13、頁碼 538 第 23。『唐韻』彼側切、『集韻』筆力切、音は逼なり。『説文』に「木の束ね縛る」とあり。『詩・魯頌』に「夏にして楅衡す」と見える。『徐曰』に「楅衡とは、牛の人の突くを防ぐため、角の上に横たうる一木なり」という。また『周礼・天官・凌人疏』に「土を積みて室となすを楅室と謂ひ、生魚を其中に置き、炒れる米麦の粉を用ゐて之を乾かす」とある。また『集韻』に甫六切、音は匚なり。また『唐韻』『広韻』『集韻』『韻会』『正韻』に方六切、音は福なり。義同じ。また矢を盛る器を指す。『儀礼・郷射礼』に「庭の南に楅を設く」とあり。注に「楅は布帛の幅のごとく、矢幹と矢とを整然と置くものなり」という。疏に「義は縁の整うに取れり。長さは矢幹のごとく、広さ三寸、厚さ一寸半、頭に龍あり、中に蛇文交錯す」という。また『集韻』に拍逼切、音は偪なり。義同じ。