康熙字典解説
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【広韻】【集韻】の注音は兵媚切で、音は「秘」に同じ。【玉篇】は弓絏と釈す。【詩経・秦風・竹閉緄滕疏】および【既夕記】には、副葬品としての弓を論ずる際に「䪐有り」と見える。注に曰く、「䪐とは弓檠なり。弓を用いざる時は、損傷を防ぐため弓の内側に縛り付く。これ竹を以て作る」。【詩経】を引いて「竹閉緄滕」という。すなわち竹閉をまた䪐という。「閉綾」と言う所以は、弓を䪐の中に入れ、縄をもって結び固むるがゆえに、䪐を綾と称するなり。 また【周礼・冬官考工記・弓人注】に曰く、「綾とは弓䪐なり。弓角長すぎれば矢の送り遅く、まるで䪐に拘束されるがごとし」。【釈文】は䪐の音を悲位反と注す。 また【詩経・秦風・釈文】に徐邈の注音として辺恵反と見える。 また【集韻】は必結切と注し、音は「珌」に同じく、義も同様なり。【詩経・秦風・釈文】に曰く、「䪐、また音必ず結反」。考証す〔【詩・秦風・竹閉緄籐疏】〕謹んで按ずるに、原文の「籐」は「滕」に改むべし。〔【詩】を引いて云う、「竹閉緄籐」。〕謹んで按ずるに、原文の「籐」は「滕」に改むべし。