康熙字典解説
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【崔豹・古今注】に曰く、周の武王が殷の紂を討つ際、大風が車蓋を吹き折った。姜太公は折れた車蓋の形状に基づき曲蓋を作り、戦国時代にはしばしば将帥への賞賜に用いられた。漢代以来、皇帝が乗る車駕において四面に車蓋を設けたものを「䡶輗蓋」と称し、これが現在の曲柄傘である。【注】に曰く、「䡶輗」とは車蓋のことである。〇按ずるに、【集韻】によれば、「䡟」の読みは匹計切にして「譬」と同音なり。「䡟輗」は車の名称なり。「䡶」の字は字書に見えず、「䡟」と同じかとも疑われる。ここに存して考証に資す。