康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1483 ページ)
【亥集中】【鳥部】鳻;康煕筆画:15;頁碼:1483 頁下段 15 行。【唐韻】府文切、【集韻】【韻会】敷文切、音は芬。【説文】に「鳥の集まる貌」とあり、一説に「飛翔する貌」ともいう。また鳥名なり。【爾雅・釈鳥】に「春鳸は鳻鶞」とある。また鶡に通ず。【前漢書・黄覇伝】に「京兆尹張敞が家中の鶡雀、丞相府に飛び落ちる」と見える。【蘇註】に「即ち今虎賁の卫士が冠する鶡冠の鶡鳥なり」という。【師古註】に「蘇林の説は非なり。この鶡字の音は芬にして、本は鳻と作る。ここに通じて用いるのみ。鳻雀は体大きくして色青く、羌地に出づ。虎賁の戴く所に非ず。虎賁の用うる鶡鳥は色黒く、上党に出づ。その勇んで闘うこと止まざるを以て、其の尾羽を以て武将の冠を飾る。今俗称する鶡鶏即ちこれなり。音は曷にして、ここに言う所の鳻雀に非ず」という。また【広韻】に符分切、音は墳。義同じ。また【広韻】に布還切、【集韻】に逋還切、音は班。大なる鳩鳥なり。【揚子・方言】に「鳩鳥、関以西、秦漢の間には鵴鳩と謂い、その大なるを鳻鳩と謂う」とある。