康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1039 ページ)
【申集上】【艸部】菴;康煕筆画 14;頁碼 1039 頁下段 30
古文は葊と作る。
【唐韻】【集韻】烏含切、音諳に同じ。
【韻会】に曰く、菴閭は草の名なり。
【司馬相如・子虚賦】に「菴閭軒于」とあり。
【注】に曰く、菴閭とは蒿のことなり。
【本草】に曰く、その枯れたる老茎をもって草屋を覆うを得べし、故に名づく。
【北史・景穆恭皇后伝】に曰く、太后嘗て身体違和により菴閭子を服せり。
また菴羅を指す。果実の名なり。
【本草】また菴摩羅伽果と名づく。
【謝霊運・山居賦】に曰く、「貞固の林を慕い、菴羅の芳園を期す」。
また【玉篇】倚廉切、音淹に同じ。義も同じ。
また【韻会】烏紺切、音闇に同じ。
【左思・蜀都賦】に「八区に茂りて菴藹たり」とあり。
【正韻】に曰く、菴藹とは草木茂盛して遮蔽蔭翳するの貌なり。
また上声に読み、烏感切、音黯に同じ。義も同じ。
また【類篇】に蓭字と同じと載す。
【正字通】に曰く、本字は菴と作り、略して菴と作す。「菴」字は元より艸に従い、奄に従って作るにあらず。