康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 270 ページ)
【広韻】【集韻】に「五感切」とあり、音は「顉」に同じ。【説文解字】には「怒りを含める」と釈す。別に「知り難し」という説もある。また、あごの肉が二重になることを「㜝」という。【韓詩】に「身材高大にして且つ㜝あり」とある。また【広韻】に「胡感切」、【集韻】に「戸感切」とあり、上声の「撼」に読む。意は性悪なり。また【集韻】に「鄔感切」とあり、音は「暗」に同じ。また「魚検切」とあり、音は「広」に同じ。いずれも怒りを含めるの義なり。また「於塩切」と読み、音は「懕」に同じ。意は美なり。また「衣検切」と読み、音は「掩」に同じ。意も同じ。また「烏含切」と読み、音は「諳」に同じ。女子に心計あるを指す。「㜝」は「媕」に通ず。考証〔豊艶の貌。【韓詩外伝】に「碩大且つ㜝」とある〕。謹んで按ずるに、【韓詩外伝】に此の文無し。【太平御覧】を査するに、此处に【韓詩】を引いて「㜝」と作り、また章句を引いて「㜝は重頤を謂う」と説く。謹んで【韓詩】章句に従い、「豊艶の貌」を「重頤を謂って㜝と為す」に改め、「外伝」の二字を略す。